実車の査定方法と税金の還付

オンライン上で申し込める中古車査定サービスなどを利用すれば、各業者の見積もり金額の概算や、相場を知るための手助けとなります。それらの事柄に関する理解が深まり、目ぼしい業者を少なく限定することが出来たなら、車をショップへ持ち込んだり、業者に自宅へ出張してもらったりして、直接査定を受けると良いでしょう。そのように実車を査定してもらうことによって、より一層精度の高い見積もり金額を知ることが可能になります。ただ、持ち込みと出張とでは、査定をするスタッフの人数や、商談の行いやすさなどに、多少なりとも違いがありますので、注意する必要があります。

まず、持ち込み査定の場合、業者の負担が軽くなる分だけ、価格やサービスに反映してもらえるというメリットがあります。ただ、カーショップでは複数の店員が働いていることが多いので、査定するスタッフの人数が多くなり、その分だけ厳しくチェックが入る可能性も否めません。それに対して、出張査定の場合には、一人だけで査定を行うケースが多いようです。また、顧客がショップへ出向く必要が無いので、仕事や学業、家業などが忙しくて時間的余裕の少ない人には、車買取お勧めの査定方法になります。それに、出張してもらえば、店舗まで車を持ち込む際の、エネルギーや交通費なども節約することが出来ます。さらに、持ち込みの場合は、慣れない環境の中で査定を受けたり、交渉をしたりすることになるので、どうしても業者のペースに乗せられがちです。その一方、出張であれば、自分の家や会社などで査定や商談をすることが出来るので、精神的に優位に立つことが出来ると思われます。

次に、愛車を手放す時には、自動車税の還付制度があることも知っておくことが必要になります。自動車税は、四月一日の時点で、車の所有権がある人に対して、排気量に応じて課税されることになります。ただし、一年分を納付署で前払いするシステムなので、車の売却時期によっては、還付金があるケースも少なくないのです。例えば、すでに一年分の税金を納め、六月中に中古車を売った場合、翌七月から次の年の三月までに渡る九ヶ月分の自動車税が還付されることになります。ただ、そのような還付制度があることを、買い取り業者が顧客に知らせる義務がないため、損失を招くケースも少なくありません。